地元紙(四国新聞2013.05.26)に「かけうどん(素うどん)一杯の価格は2394円」とでておりました。これは香川県内の代表的なうどん店50店を選びその平均価格をだしたもので、タイプ別では①セルフ・製麺所174.6円②一般店309.6円③観光客の多い店181.1円となっています。一般店(フルサービス)を除けば、約180円なので、この辺りがセルフの相場でしょうか。地元に住んでる人間としては、セルフで200円だとちょっと高いと感じるし、逆に150円といううどんは、ほとんど姿を消したように思います。
掲載記事によると今回の平均価格239円は、10年前(2003年)とくらべて15円の値上がりです。実は弊社でも2003年に社内でうどんの価格調査をしましたが、そのときは216円でした(「よんでみまい」vol.6)。いずれにしても10年前と比較して若干値上がりしています。当時はセルフでも150円というお店がポツポツあったし、中には100円でしかも人気のうどん店があったので、そういったお店が全体の低価格化に貢献していたようです。
今回のうどん価格調査は、小麦粉価格の上昇がうどん価格にどう影響しているのかを知るのが目的でもあったようです。踏み込んでいえば、「小麦粉価格が高騰したときに、うどんが値上げされるのは理解できるが、それではなぜ小麦粉が下がったときに、うどん価格は値下げされないのか?」といった素直な疑問も取り上げられていました。厳密にいえば小麦粉価格が下がったときには、うどん価格も下がるべきです。しかしそもそもうどん一杯に占める小麦粉価格は、10円少々です。よってうどん屋さんの肩を持つわけではありませんが、小麦粉が1円分下がったからといって、250円のうどんを249円にするわけにもいきません。
さぬきうどんは、高価な食品ではなく、どこのうどん屋さんもギリギリのところでご苦労されています。実際、人件費、光熱費、食用油といった経費は軒並み上昇しています。しかし一々詳細に説明するよりも、うどんは小麦粉でできているので、「小麦粉が上がったので、うどんも値上げさせていただきます」というのが、単純明快でわかりやすいから、そう説明されているのだろうと思います。
昔からパンが大好きで自分でもやってみたくて本を参考にしましたが、うまく出来ず本もそのまま。御社のブラウワー粉を知ってから興味が湧いてきて何回か試してみるもうまく出来ず、今年夏ホームベーカリーを求めました。袋の記載の説明書き通りやってみました。おいしく出来ました。
兵庫県姫路市・三木美佐子様
2~3日に1回、ブラウワーライトで食パンを焼いて毎日の朝食にしています。250g袋はほんとうに使い易く、このおかげでパン生活が続いているように思います。もちろんブラウワーライトが美味しいことも、パン生活が続いている要因です。我が家では友人が遊びに来る時、滞在時刻に合わせてパンを焼き、目の前で内釜から取り出し、アツアツを手でちぎって食べます。サクサクフワフワが大好評です。
京都府亀岡市・松永由紀子様
気に入った粉がないとこぼしているご近所の奥さんにひまわりを少しお分けしました。早速ホームベーカリーで焼いてびっくりなさって持っていらっしやいました。とても満足して喜んでいます。我が家ではパンはいわゆる「外交カード」で皆さんにお届けしてとても喜ばれています。農家の奥さんたちは作物を沢山持って来て下さいますが、東京から越してきた私たち老夫婦にはお返しするものがありません。一度パンをお礼に差し上げたらびっくりしてこんな美味しいパンは食べたことがないと言われました。パンの粉はいくつか冷蔵庫に入れて冷やしておきます。夏の暑い時期は絶対冷やしておくことですね。水には生卵を1つ入れ合計で180ccにします。牛乳は余り入れると出来が悪いです。バターは多めに20g以上は入れます。焼き上がる1時間前にベーカリーのふたを開けてパンの頭に横一文字にナイフで深く切り目を入れます。こうすると出来上がりのパンの頭がとても格好いいんです。お店で買ったパンのようです。レーズンやクルミも美味しいですね。我が家ではショコラパンやコーヒーパンも作ります。ショコラではやはりヴァンホーテンのココアの粉です。
コーヒーは5杯分の粉で一番濃いところ60ccだけ取って120ccの冷水と混ぜます。いずれも砂糖はたっぷりスプーン5杯くらい入れます。これは美味しいですよ。皆さんにケーキのようだと喜ばれます。
茨城県鉾田市・橋本節子様
ひまわりを愛用して1年以上になります。ホームベーカリーで、2日に1度パンの焼けるこうばしい香りで目覚め、おいしく、主人と二人の朝食が始まります。自分好みの味に作れるので、色んな物を入れたのしんでいます。
大阪府八尾市・日野明様
大阪府高槻市・杉野美和様
栃木県宇都宮市・横林君子様
東京都西東京市・藤春壽子様
朝食は、いつも御飯と決めて食べていましたが、たまに作ったパンが「何かいつもの食パンよりうまい!」という息子の一言で、何度か作るようになりました。市販の小麦粉よりやはり”ひまわり”で作ったパンは、食感が違いおいしいようです。今回はうどん好きの孫のために、さぬきうどんも注文してみました。
宮城県仙台市・研惠子様
岡山県倉敷市・細岡孝二様
茨城県那珂郡・飯嶋静香様
兵庫県南あわじ市・西田亜由美様
大阪府堺市・佐藤るみ子様
福岡県田川郡・手嶋勝子様
鹿児島県奄美市・保坂美奈子様
千葉県市川市・松本博幸様
埼玉県秩父市・山中修平様
埼玉県行田市・根岸勇様
埼玉県さいたま市・篠原孝様
神奈川県横浜市・伊藤房代様
東京都港区・岩村扶美様
神奈川県相模原市・鶴田ふさ子様
東京都八王子市・森安里志様
東京都八王子市・多田昌人様
大阪府大阪市・松本茂生様
神奈川県横浜市・行天文男様
大阪府高槻市・松本延夫様
千葉県八千代市・大谷フサ子様
そばが大好きで、半年間料理教室でそば打ちを練習しましたが、天狗そばには勝てませんでした。やはり楽しくておいしい天狗そばが一番です。
大阪府大阪市・和田光平様
讃岐富士&天狗そばの大ファンです。四季をとわず食べられるのがいいですね。夏場はトッピング(ねぎ・みょうが・大葉・甘味しいたけ・味付あげ・玉子)ざるそば、うどんにして暑い夏をのりきりました。これからはにしんそばがいいですね~!
大阪府箕面市・川島喜夫様
福島県いわき市・長瀬すみ江様
東京都小平市・眞神奈津子様
東京都国立市・宮川惠江様
編集後記
「よんでみまい」をご覧の方は、お気づきのことと思いますが、最近は小麦粉、特にパン用小麦粉についてのお便りが多くなりました。理由は明白で、このところ新規のお客様は、小麦粉を重点的に募っているからです。大企業のように大規模宣伝はできないので、新聞広告などを利用し地道に拡販に努めています。
弊社は小麦粉及び麺類を販売していますが、本業は製粉会社です。つまり小麦粉を製造する傍ら、それを原料にして二次加工製品を製造販売しています。
製粉産業は装置産業、つまり機械設備が大規模になるために、どうしても大規模、寡占化が進みます。昭和40年には全国434社あった製粉会社は、現在では実質的に60社程度にまで減少しました。弊社のような規模の中小製粉は、効率化で劣るために、多角経営に取り組まざるを得ませんが、それが麺類の製造であり、また製品の消費者の皆様に対する直接販売です。
直接販売は、手間暇はかかりますが、皆様のお考えやお気持ちがストレートに伝わってきますので、大変良い勉強になると同時に、モチベーションアップにも繋がります。「美味しかった」とか「喜んでもらえた」といったお声は大きな励みになります。また「カレールウを1かけら入れた」とか「6kg入のうどんを1人で食べた」といったお便りは、皆様の臨場感あふれる日常生活が伺えて楽しいです。しかし逆に「到着が遅い」とか「対応が良くない」と言われると、まだまだ改善の余地があると反省する次第です。
最後に、誠に申し上げにくいのですが、今春と今秋の2度に亘る小麦価格上昇のために、今回小麦粉価格を改定させていただきました。弊社ではこれからも小規模製粉の利点を生かし、特長ある商品の製造に努めて参りますので、今後共どうかよろしくお願い申し上げます。
けいぞう