小麦を粉にする最初の道具は、4000BC頃の古代エジプトで発明されたサドルカーンです。これは大根や生姜を摺りおろす「おろし器」を大きくしたような道具で、往復運動によるせん断力(引裂く力)を利用します。回転運動を利用した石臼は、ギリシャ人により紀元前500年頃に起こった一連の発展の中で発明されたとされています。私たちは見慣れているせいか、回転している石臼をみても何とも思いませんが、「往復運動のサドルカーンと回転式石臼との間には、驚くべき険阻な知的飛躍が存在する」と言われています。つまり回転式石臼を考案するのは、ちょっとやそっとではできないぞ、ということです。そして回転式運動が発明されて初めて、水車や牛や馬などの「畜力」も利用できるようになり、生産量は飛躍的に増大しました。
小型で操作が容易なカーンという挽き臼には多くの利点があったので、それまでの家庭用粉砕器の定番であったサドルカーンに取って代わることになります。サドルカーンの改良型であるスラブミル、プッシュミル、レバーミル、そしてアワーグラスミルは全て過渡期の形態であり、カーン出現後は一般的に使用されることはなくなります。カーン(回転式石臼)はそれまで考案されたどの粉砕器よりも効率的で、家庭用の手頃なサイズに収まったので各家庭で支持され続けます。そしてそれは後に水車や風車で駆動されることになる円形のミルストーンの原型として、歴史的にも意義あるものです。
ローマのポルタマッジョーレにある石棺の浮彫をみると、当時のパン製造工程の完全な手順がわかります。これはウェルギリウス・エウリュサケスという人物の墓石です。
彼は元々奴隷でしたが、後に晴れて自由の身となり、粉屋兼パン屋として名を成した人物です。そのお墓は、小麦粉混捏用の石でできた桶が使用され、浮彫には、麦を購入する場面、アワーグラスミルで小麦を挽く場面、挽いた粉をふるいにかける場面、その粉を販売する場面、ろばを使いミキサーで生地を練る場面、手で捏ねる場面、パンを焼く場面、焼き上がったパンを計量する場面、そしてそれを運ぶ場面などが克明に描写されています。
今回はじめてさぬきの夢・すずらんのうどん粉セットを注文させていただきました。初の手打ちうどんに挑戦!ていねいな説明書のおかげで何とかうまく打つことができました!3才の息子に試食してもらうと、「パパ、おいしいよ!」とうれしそうな顔。ぼくは将来自分のうどん屋を開きたいと思っています。まだまだ始まったばかりのぼくの“さぬきの夢”。木下製粉の皆さんに応援していただいたような嬉しい気持ちになった、はじめての手打ちうどんでした。ありがとうございます。
東京都 木岡克行様
三年前に主人がステージ4のガンになり余命一年と宣告され、食事療法の一つとして全粒粉を使ったパン作りの為、注文したのが最初でした。抗ガン剤と手術を断り、食事療法と代替医療を一心不乱に続け、お陰様でガンは消え去り、主人は元気に毎日をすごしております。他、そば・うどんも上質なものをと思い注文させて頂いて美味しくいただいております。
石川県 園部眞知子様
昨年4月に胃ガンと胆石が見つかり、胃全摘出、胆のう摘出手術を受け、今年3月にも胆石がまた見つかり再度手術を受けました。一時は「死」を覚悟しましたが、良き医師に恵まれ何とか娑婆へ帰りました。「またうどん打ちが出来る!」この喜びは口では言い表せません。健康の有りがたさもつくづく味わいました。健康こそ至宝ですね。
茨城県 鈴木文浩様
よんでみまい毎回楽しみに読んでいます。お便りも参考になり、今度私も買ってみようかなと思えますよネ!又毎回粉に関するトピック等よく研究してるなと感心しています。イラストいつも可愛い!描いてる人の顔どんな方かなと興味津々です!
神奈川県 梅原七重様
愛知県 小山厚子様
兵庫県 樫野佳寿子様
大阪府 S.H.様
今日は。いつもお手紙ありがとうございます。寒い季節になったので秩父地方のおっきりこみなどつくりたいなと思います。これから寒さも本番です。お互いにお体を大切にしましょうね。では。
埼玉県 K.K.様
東京都 今井保様
大阪府 江幡暁様
今年で47才になる私が、2年ぐらい前に、初めて取り寄せたパン専用粉がとてもよくロールパンに向くようで、一番のお気に入りは“ひまわり”です。ふっくらとよく膨らむ、とても美味しいパンを初めて食べた時は、もう朝食はロールパンだけで幸せな気分になれました。
千葉県 T.H.様
岐阜県 宇佐美祥子様
東京都 K.A.様
大阪府 中川恵子様
東京都 杉谷葉子様
愛知県 木山博之様
奈良県 山本洋子様
埼玉県 長田敦様
幼児から私達じじ、ばばまで毎日美味しいパンを頂いております。ブラウワーの粉に出逢えてうれしい限りです。今後とも宜しくお願いします。
宮崎県 K.I.様
前回とうふ入りパンのレシピ送付ありがとうございました。貴社の250g入り小麦粉は1斤の食パンにピッタリなサイズなので、食パン作りが楽になり、楽しくなりました。ふすま入り小麦粉はふくらみが少し悪いなと思っていましたが、ドライイーストを1,2割多く入れるとひまわりとほとんどかわらず。
東京都 高田真澄様
大分県 T.A.様
いつも美味しく頂いています。孫にも安心して食べさせています。味が良い無添加のパンが一番です。
千葉県 野越博幸様
埼玉県 見目榮様
山形県 阿部恵美子様
東京都 松下昌子様
さぬき麺七干しうどんを、初めて食べたが美味しかった。従来は肉風味釜七うどんが子供達に好評なので多く注文しておりました。次回は案内書に「ぜひ一度お試しして下さい」と記入されていた、讃岐うどん試してみます。
岡山県 税所克彦様
埼玉県 清水正明様
またまた、山歩きの時の食事用に注文します。ゆで時間が短くてすむので助かってます。また、正月休みに帰省する子供らにも夜食や時間のない時の食事用として持たせてやると好評です。
東京都 森安里志様
うどんのおいしさはもちろんですが、天狗そばも格別です。そばの風味も十分にあり、コシもしっかりとしています。そばの有名な地域に負けていません。江戸っ子風にタレにチョンづけするとよくわかります。今回は田舎そばを試してみます。
北海道 田村尚之様
小麦を表皮と胚乳を別々に処理して同じ割合になるよう混合する。これはすばらしい発想だと思いました。
神奈川県 福山健一様
東京都 後藤光春様
いつも美味しく頂いております。親戚、友人も美味しい!と喜んでくれて届くのを心待ちにしています。我が家は1日1食はファリーナさんの麺にし、朝は野菜・果物に夢ブランを入れたスムージーと食物繊維たっぷりの「ブラウワー」や「ブラウワーファイン」で食パンを焼いています。ファリーナさんに毎日大変お世話になっております。
千葉県 E.K.様
いつも2kgの粉で打っております。冷凍保存していますのでほしいときに、すぐ食べることができます。自分の打ったうどんは、いつも美味しいと自分で自分を褒めてます。兄弟達にも時々打って送っておりますが腰があり、おいしいと褒めてくれます。これも木下さんの粉だからと思います。粉が到着しましたら打って兄弟に送ります。
北海道 鈴木忠雄様
「・・・うどんを延ばしていたら、孫2人が粘土遊びのつもりで、花や魚の型抜きをし、そのまま鍋に入れ、楽しい夕食となりました」。ある個人ユーザからのお便りです。永い間、小麦粉ビジネスに携わっていますが、こんなに楽しいお便りにはなかなかお目にかかれません。そして改めて子供たちの自由な発想に、ただただ恐れ入りました。それにしてもうどん鉢の中に、魚やお花がプカプカ浮かんでいる光景は想像するだけでワクワクします。さぞかし楽しい夕食になったに違いありません。手打ちうどんが、美味しい理由はいくつかあります。
まず何と言っても、このお便りのように皆で、和やかな雰囲気の中で作るので、美味しくない筈がありません。気持ちを込めて作った食事は絶対に美味しい筈です。また技術的な理由もあります。例えば、「足踏み」は適度の圧力を生地に及ぼし、またゆっくりと麺棒で延ばすので、グルテンの立体網目構造がしっかりと形成され、それが手打ちうどん特有のコシを生み出します。では機械を使っても美味しいうどんはできるのでしょうか。仕事柄これまでうどん店の製麺機導入事例を数多くみてきましたが、興味深いことにうまくいくケースとそうでないケースがあります。ただ漠然と、省力化、生産性、効率性を求めて安易に製麺機を導入しても、なかなかうまくいかないようです。製麺機利用のポイントは、うどん作りの原理原則を十分に把握しているか否かに尽きると思います。うどん作りのツボを押さえてさえいれば、機械を導入しても、高品質のうどんを安定的に製造することは可能です。
機械の一番の利点は、その再現性の良さにあります。いつも判でついたように、同じ作業を文句も言わず、同じようにやってくれます。うどん作りの原理原則を理解し、力仕事の部分は、機械に任せれば、「純手打ち」以上に、高品質のうどんを安定的に製造することも可能です。また逆に闇雲に使用するだけでは、旨味のないただの硬いだけのうどんになったりもします。嫁とハサミは使いようといいますが、①うどん作りの原理原則②製麺機の特性の理解の2点を忘れなければ、きっとうまくいく筈です。
けいぞう
答:煙突の雪かまくらの中のひよこ左の雪だるまの右手の形の3ヵ所